[NEWS]標本が触れる博物館「Think Square」が「イルカと水の生き物展2」を開催

触る博物館「Think Square」を運営するちそうは、1都3県の計4会場で、「イルカと水の生き物展2」を5月から開催。陸上生活から水に棲む生活に帰った生き物を考える「どうやって水に帰ろう」をテーマに、イルカやアシカ、ペンギンなど生活域を水中や水辺に変えた生き物を展示する。

“触る”博物館「Think Square」は、もともと経済活動に結び付きにくく、体制や資金を整えにくい基礎研究の環境改善への寄与を目的に開催されたもの。前回は累計1,000人以上の来客があった。

「日常生活に、科学とアートによって知的好奇心を満たす時間を創出する」をコンセプトに、今回のテーマではアートのおもしろさ、楽しさを感じる機会を創出するため、アーティストの後藤侑子氏とコラボして、水をテーマにした絵画も展示している。

場所は東京吉祥寺、神奈川桜木町、埼玉川口、千葉柏の4箇所で開催される。入場料は400円。期間は会場によって異なるが、5月7日の吉祥寺に始まり、6月2日の柏で締めくくる。

出展標本はハナゴンドウ頭骨、ラプラタカワイルカ頭骨、ネズミイルカ頭骨、スジイルカ頭骨、ネズミイルカ液浸標本、マイルカ科液浸標本、ナイルワニ頭骨、シャムワニ頭骨、アメリカアリゲーター頭骨、マゼランペンギン全身骨格など。

ハナゴンドウ頭骨

ラプラタカワイルカ頭骨

ナイルワニ、シャムワニ、アメリカアリゲーター頭骨(左から)

後藤侑子 “umi”  (使用画材 透明水彩、水彩色鉛筆)