前回はプログラミング環境の振り返りと、電池ケースでmicro:bitを動かす方法を紹介しました。今回は、自分でつくったオリジナルのアイコンをLEDで表示してみましょう!お家にあるものを使って工作します。
LEDでアイコンを表示するプログラムをつくろう
まずは、プログラムを作成してみましょう。プログラムを作成する方法を覚えていますか?忘れてしまった場合はここをクリックしてください。そして、「新しいプロジェクト」と書かれた箇所をクリックしてみましょう。下図のように表示されれば、準備OKです。
今回も前回同様、「ずっと」のブロックのみ残して「最初だけ」は使わないので消してみましょう。消したいときは、「ずっと」のブロックを選んでキーボードの「BackSpace」か「Delete」をクリックでしたね。
さっそく、オリジナルのアイコンを作成してみましょう。まずはプログラムメニューエリアの【基本】をクリックして、「LED画面に表示」と書かれたブロックをクリック。
エディターエリアに「LED画面に表示」ブロックが表示されたら、「LED画面に表示」ブロックをマウスでつかみ、下図のように「ずっと」ブロックとくっつけてみてください。
次に、四角いマスのところをタッチしてみてください。図のように色が変わりましたか?左側の「プレビューエリア」を見ると、LED部分が同じように色が変わったのが確認できます。
四角いマスをクリックして、好きなアイコンをつくってみましょう。たとえばポチポチとクリックするだけで、お家のアイコンがつくれました。
アイコンを作成したら、プログラムを実際にmicro:bitに書き込んでみましょう。前回も説明した通り、画面下にある「名称未設定」と書かれた場所をクリックして、下図のように「オリジナルアイコン」とカタカナで入力。その後、文字を入力した横の青いボタンをクリックして、プログラムのファイルをパソコンにダウンロードします。
micro:bitとパソコンを接続して、ダウンロードした「microbit-オリジナルアイコン.hex」をmicro:bitに保存しましょう。もしやり方を忘れてしまった場合は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
micro:bitオリジナルリストバンドをつくろう
今回はさらに、作成したオリジナルのアイコンが表示できるmicro:bitオリジナルリストバンドを作成してみたいと思います。
用意するものは、前回の記事で紹介したmicro:bitの電池ケース、テッシュペーパーの芯と、ゴム紐、そして、ハサミ、ホチキスです。
※大人と一緒につくってくださいね。
★保護者の皆様へ
ハサミやホチキスを使うので、必ず大人がサポートしてください。また、micro:bitは安全につくられていますが、遊びが終了したら安全のため、必ずmicro:bitの電池を抜いて保管してください。
さっそくつくりましょう。まずはトイレットペーパーの芯をつぶします。少しかたいので、おもいっきり押してつぶしてください。
つぶしたトイレットペーパーの芯の中心に、5cm×3cmの長方形を書きます。写真のように中心求めてから、長方形を書くときれいに書けますよ。
5cm×3cmの長方形をくり抜きます。トイレットペーパーの芯がかたいので気をつけましょう。
5cm×3cmの穴が開けたら、電池ケースをmicro:bitと接続して、トイレットペーパーの芯に入れてください。
ちょうど、5cm×3cmの穴からLEDライトとボタンが出てくればOK。もしボタン出ない場合は、穴がせまいので穴を少し広げてみましょう。
トイレットペーパーの芯に入れたmicro:bitを一度取り出します。どうして?と思うかもしれませんが、リストバンドのゴム紐を先にトイレットペーパーの芯に取り付けたほうがカンタンなので、micro:bitを一度トイレットペーパーの芯から外してください。
micro:bitを取り外したトイレットペーパーの芯の片方だけにゴム紐をホチキスで止めます。トイレットペーパーの筒の部分に、ゴム紐の片方を入れて、トイレットペーパーの芯で挟むようにホチキスをします。トイレットペーパーの芯は少しかたいので、どうしても止められない場合は、周りの大人にお願いしてみてください。ホチキスは取れないように2か所止めてくださいね。
もう一度micro:bitをトイレットペーパーの芯に入れて、くり抜いた穴からLEDとボタンを出してください。こんどはmicro:bitを入れた状態で、ホチキスをしていないもう片方も同じようにゴム紐を挟んでホチキスで止めます。ホチキスは取れないように、1か所だけでなく2か所は止めてくださいね。これで、リストバンドができました。
変身ベルトもつくれちゃう
どうでしょうか?実際に自分がプログラムしたオリジナルリストバンドは?好きな色をぬったりして、さっそくお友達に自慢してみましょう!今回つくったのはリストバンドですが、ゴム紐の長さを変えれば変身ベルトもつくれますよ!
次回は、さらに複雑なプログラムや工作にチャレンジします。また一緒につくりましょう。