IT×ものづくり教室「LITALICOワンダー」主催の「ワンダーメイクフェス5」が、2月9日〜10日に日本科学未来館の7階で開催。その様子をレポートします。
子どもが主役!自分がつくったものをいろいろなカタチで発表できる場
「LITALICO」は、もともと障碍のある方を支援する教室や子ども向けの学習教室などを提供していますが、なかでも「LITALICOワンダー」は、未就学児から小学生〜高校生までのプログラミングやロボット製作を支援する教室として東京と神奈川で展開しています。
そして、その「LITALICOワンダー」が、プログラミングやITに興味のある人に向けて、子どもたちがプログラミングしたものや、つくったものなどを発表したり体験したりできる場として、この「ワンダーメイクフェス」を開催。2日間で、述べ760人お子さまが発表、15,000人(※)が来場・参加したとのことで、日本科学未来館の7階フロアを全部貸し切ってのイベントとなっていました。
※来場人数の内訳は、当日来場者8,500名、オンライン参加(Twitter,YouTubeライブ配信)g6,500名(2月10日時点)
発表の方法もひとつではなく、みんなの前で舞台に立って発表するタイプ、屋台のように自分のブースを用意してそこで発表するタイプ、壁に資料を貼ってポスター展示で発表するタイプなど、子どもの特性に合わせた発表の場が用意されています。
エキシビジョンホール
エキシビジョンホールでは、各テーブルで子どもたちが、自分がつくったものを発表していました。ScratchやUnityを使ったゲームやレゴのマインドストームやアーテックのアーテックロボを使った作品など、思い思いにつくったものを展示していました。
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子どもたちが思い思いに作ったものを展示
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実際につくったものを触ったり動かしたりもできたりする
エキシビジョンホールの展示は四部構成になっており、一部が10時から、二部が12時から、三部が14時から、4部が16時からと、各部毎回違う作品が展示されます。それだけでもどれだけ多くの作品が展示されているかがわかります。
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どうやってつくったのかなどその場でプレゼン。仕組みもキチンと説明できて、プレゼン力も高い。
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つくるだけでなく、どれだけ興味をもってもらうかも大事。
また、エキシビジョンホールの壁側には、ポスター展示もされており、これを見るだけでも、子どもが楽しんでつくっていることがヒシヒシと伝わります。
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壁側にはポスター展示も。
未来プレゼンホール
未来プレゼンホールでは、子どもたちが自分でつくった作品を、自分の言葉でキチンと説明するプレゼン発表が行われていました。それに対して、会場で見ている人が「ナイスストーリー」「ナイステクニック」「ナイスデザイン」「ナイスユーモア」などの札を上げて審査するというユニークな審査方法が採られていました。
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自分でつくった作品を自分の言葉で解説
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プレイ動画も見せながら、ゲームの魅力を伝える
テクノロジーゾーン
テクノロジーゾーンでは、今回協賛で入っている企業が展示をしており、ここにも多くの子どもたちが集まっていました。とくに、先日発表されたばかりの家族型ロボットのLOVOT(ラボット)の体験会や、新バーションの発表があったロボットトイtoio(トイオ)のブースには多くの親子連れが訪れ、楽しんでいったようです。
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家族連れが多く訪れるLOVOT体験会
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toioゾーンも子どもたちは楽しそうに遊んでいた
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学研の3Dプリンターのひみつは無料配布
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CEREVOも改造ミニ四駆キットを参考出展
Unityゾーン
今回、プラチナスポンサーであるUnityのゾーンもあり、そこでは子どもたちがUnityで使ったゲームなどが展示されていました。Unityは大人でも使いこなすのが大変なソフトなのに、子どもがソフトの使い方などを覚えながらゲームをつくっているのを見て、単純にすごいなと感心するばかり。
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子どもたちがUnityでつくったゲームなどをが並ぶ
子どもたちが自主的に動けるイベント
なによりもすごいと思ったのは、会場内で活躍する子どもスタッフです。入り口の誘導から、インタビューまで子どもがマイクをもって走り回り、それを子どもが楽しんでやっている様子がアチラコチラで見られました。
このイベントは次回も行われるようなので、回りにプログラミングやものづくりに興味をもちそうなお子さんがいたら、ぜひ次回は参加してみてはいかがでしょうか。