リズミック・テクノロジーズ社は、バージニア州ダレスを拠点とする小規模ながら情熱をもったエンジニアチームがいる企業です。彼らはデータセンターやクラウドでの複雑なインフラストラクチャーの構築と運用に力を入れていますが、一方で子どもたちにサイエンスとテクノロジーに興味をもってもらうためのきっかけづくりのサポートもしています。
- リズミック・テクノロジーズ社(以下、リズミック社)はバージニア州のアルゴンキアン小学校で「littleBits Code Kit」を使って、数週間にわたるSTEAMプログラムを開始。
- コンピューターサイエンスの教育基準を取り入れた授業を設計し、メイカースペースを提供。
- 「発明EXPO」や「STEMナイト」などといったイベントも開催。
- 結果、子どもだけでなく保護者や家族もSTEMやSTEAMに積極的に参加するようになった。
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リズミック社とアルゴンキアン小学校協働でSTEAMプログラムを開始《シチュエーション》
リズミック社はバージニア州のアルゴンキアン小学校で、STEM(科学、技術、エンジニアリング、数学)教育を導入。それに成功すると、両者は学校での「littleBits Code Kit」を使って、数週間にわたるSTEAMプログラムを開始しました。
リズミック社とアルゴンキアン小学校のスタッフは、以前よりlittleBitsを知っていて、Code KitがこのSTEAM(STEMにアートを加えたもの)プログラムには最適だと感じていました。チームはまず、学校目標である実践的なプロジェクト型学習に生徒を参加させるために「放課後コードクラブ」を設立しました。その後、littleBits NYCと協力し、クラスルームおよび放課後クラブにCode Kitを導入するための助成金を受け取りました。リズミック社のボランティアスタッフは、すぐにコードクラブにおける4年生の参加者を募集しました(もちろん、将来5年生も参加することを念頭におきながら)。
メイカースペースを提供し「発明EXPO」や「STEMナイト」などといったイベントを開催《ソリューション》
アルゴンキアン小学校のSTEMチームは、コンピューターサイエンスの教育基準を取り入れた授業を設計し、メイカースペースを提供し、コミュニティのために「発明EXPO」や「STEMナイト」などといったイベントも開催。学校はすでに授業で多種多様なSTEM教材を使っていましたが、littleBits Code Kitは他の教材との互換性に優れているため、追加教材としてはピッタリだと感じました。
そしてリズミック社のスタッフは、限られた時間とリソースの中でlittleBits Code Kitはインタラクティブで使いやすいカリキュラムとリソースを備えた理想的なツールであることを発見しました。リズミック社のアシュレイ・ダニルク氏は言います。
「放課後プログラムにCode Kitを導入することは、とてもワクワクします。littleBitsの付属カリキュラムを使うことで、授業計画の時間を短縮でき、学生たちにとってコーディングが楽しく魅力的なものになりました」
プログラムに参加した子どもの数をはるかに越えた人たちがSTEMやSTEAMに関心をもつ《結果》
子どもたちは、自分たちにとってなじみのないコンセプトでも、追求し学ぶことを楽しんでいました。彼らは日常で使われているテクノロジーが、実際にどのように機能するかということに興味をもち、楽しみ、ワクワクしていました。
リズミック社は学生たちと関わりながら、コミュニティでの影響を探りました。6週間しか行われなかったコードクラブは、学校でも話題となり、プログラムに参加した子どもの数をはるかに越えた人たちが、STEMやSTEAMに関心をもちました。プログラム参加者の保護者や家族は、参加生徒の経験を共有することで、STEMやSTEAMへの積極的な参加の需要が高まっています。
コーディングクラブの学生は、アルゴンキアン社のプログラムによりインプットとアウトプット、ロジック、変数、ファンクションなどの概念を理解しました。短期間でコンピューターサイエンスやコーディングの基礎を習得しました。このプロジェクトにより、アルゴンキアン社は6週間のプログラムを設計でき、他の学校へ拡大していくことに成功しました。
「私たちは小さなチームですが、次世代へ引き継ぐ情熱をテクノロジーを通じて子どもたちへインスピレーションを与えたいと思っています」とリズミック社のアシュレイ・ダニルク氏は述べています。「私たちは小さなグループが協力して物事を達成することにいつも感銘を受けています」
「テクノロジー業界での専門家として、私たちの仕事や経験を子どもたちと共有できることは非常に嬉しいです。子どもたちは我々との関わりから将来のテクノロジー業界でのキャリアを想像できます。また、リズミック社の同僚と協働しながらコミュニティに還元することは、とてもやりがいのある経験でした」ーアシュレイ・ダニルク(リズミック社)
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